若林区沖野、六郷地区のhal学習塾です。
今回は前回の続きです。
「負けず嫌い」を育てるのは大人の接し方次第ということなのですが、
最初に言っておきます。
・厳しすぎてもダメ!
・優しすぎてもダメ!
なんです。どういうことかというと、
「厳しすぎる」パターン
例えばテストが返ってきたときに、
英語40点→50点
数学80点→80点
国語70点→65点
だっったときに、
「数学はいいけど英語はもっともっと頑張んなさいよ!」
これはいかんのです。
英語の点数は40点から50点に上がっているわけですから、まずそこは褒めてあげましょう。
少しでも上がったところを褒められないと子どもは、
「どうせ頑張っても・・・。」
となってしまい、努力する気持ち、頑張ろうとする気持ちが薄れてしまいます。
今回の結果の教科間の得点で比べるのではなく、前回との比較で言葉をかけてあげること。
これ、大事です。
「優しすぎる」パターンはというと、
簡単に言うと「競争させない」ことです。
子どもからすべての競争意識を取り除こうとしてしまう大人です。
少し前、まぁ「ゆとり教育」全盛期の話ですが、
幼稚園や小学校で
「徒競走の順位付けをやめよう」
という動きが広がったことがありました。
みんなで手をつないで仲良くゴール!
まあね、中には「ビリになりたくないから走りたくない!」なんて子もいるわけですが、
そうだからと言って、順位付けをなくすというのはちょっとおかしくないですかい?
そういう場合、子どもに別の視点を与えてやればいいわけで、
例えば、
「〇〇くん、走るのは苦手だけど、お絵かき上手だよね、お絵かきでは誰も〇〇くんに勝てないよ!」
とかね、その競技の中だけで比べなきゃいいんです。
そのためには普段から、そういう教育をしていかなければならんのですが。
「勝ち負け」に対する意識付けですよ。
勝ち=いいこと、負け=悪いことって思わせなきゃいいんです。
負けたとき、失敗したときは
「次にどういう行動を起こすか」という分岐点なだけです。
話を戻しますが、この「負けた」「失敗した」という経験から目をそらさせないことって大事だと思うんですよ。
子どもだって、大人だって「勝ったら嬉しい」、「負けたら悔しい」んですよね。
でも今は、「負けを感じさせないように」「失敗を感じさせないように」することが多くなっていると思うんです。
競争意識の排除です。
いいですか、本来世の中は競争にあふれているんですよ。
そもそも、学校のテストだって、入試だって、入社試験だって資格試験だって競争じゃないですか?
なのに、子どもには「競争させない」接し方をするっておかしくないですか?
(いやまあ、私がそう感じているだけなんで)
子どもには適度な競争意識が必要です。
競争意識がなければ目標って生まれないと思うんですよ。
つまりね、「競争意識を適度にもたせる接し方」これが大事なんです。