若林区沖野、六郷地区のhal学習塾です。
今回は前回の続き。
「お姉ちゃんがライバル!追いつけ追い越せお姉ちゃん!」です。
中1の学年末テストで初めて400点を突破した彼女。
400点を超えたことで自信が芽生えました。
「私だってやればできる!」
(こりゃ、今がチャンス!!)
とばかりに、早速次のテストの目標を設定しようと思ったら・・・
「せんせ~、どうやったら450点取れますか~?」
と本人のやる気に満ち溢れる反応。
(いいね、いいね!)
そこで、
「まずさ、お前のお姉ちゃんに聞いてみるのもいいんでない?
450点以上連発してた人に聞いてみるのが一番かもよ??」
「はい、わかりました~!聞いてみます。」
・・・・・・・で、後日。
「せんせ~、なんか『あんたにゃ無理』って言われました~。」
「(笑)それだけ?」
「一応教えてくれたんですけど。」
「ほう。どんな感じのこと言ってたの?」
「450点取るなら理社で100点狙っていかなきゃダメって言われました。」
「ふぇ~!100点ね。ま、確かにあいつ毎回理社は90点台後半だったもんな。」
「だから無理って言われたんです・・・。」
「なんで?100点狙えばいいじゃん!
「いや、この前のテストも結構頑張ってあの点数なんで・・・。」
(社会79点、理科82点)
「あのさ、お姉ちゃんどんだけ頑張って点数とってたか知ってる?」
「え?やってたんですか??」
「お~い(笑)やってたよ。めっちゃやってた。」
「なんかいつもテスト前、塾に自習行くっていって家にいなかったけど、
○○先輩と遊びに行ってるんだと思ってました。」
「(笑)(笑)、いや、その○○先輩と学校終わったら塾に来て、
学校のワークと塾で渡す語句のプリントひたすらやってたよ。」
「マジですか!!そういえば言ってたかも???
塾の理社のプリント、マジ神だから、
あれ完璧にするだけで90点は余裕♬みたいな。」
「うん。あのプリントの威力はすごいよ、マジで。」
「でも、私も完璧にやったんですよ。」
「ほう。たぶん君の言う完璧とお姉ちゃんの言う完璧は違うようだね。」
「え?え?どういうことですか??」
「お姉ちゃんたちはね、語句(答え)見て、その問題文を言えるか、
なんてことをやってたよ。問題を逆流する感じかな。」
「え??なにそれ!そこまでやってたの?」
「うん。先生も付きあわされた(笑)。お前もそれやってみたら?」
「はい!やってみます。じゃあ毎日塾きますね(笑)」
(ホント素直だよなぁ~)
ただ、この子の場合、一番の問題は数学でした。
まあお姉ちゃんも数学が苦手で苦労したんですが・・・
数学って「習った知識を駆使して初見の問題をどう解くか?」
が大事だと思うんですけど、両名ちがった意識だったんですね。
二人して共通して言ってたこと
「この問題は見たことないからできな~い!」
です。
いやいや、違うから。
その辺の意識改革などには相当時間がかかりましたが、
今はクリアしてくれています。ただ、この時点ではまだまだでしたが。
ただですね、2年生の1学期中間の数学って近隣中では、
ものすご~く点数がとりやすい。計算メインなんです。
なので、まず計算の特訓を相当やりました。
この子の場合、プラス、マイナスの符号のミスが多かったので、
そこを徹底してやりました。
(とは言ってもこればかりは本人の注意力・・・)
だから、間違えるたびに
「符号のミスは男子トイレと女子トイレ間違うようなもんだ。
男子更衣室と女子更衣室とか。温泉で言えば男風呂と女風呂・・・。」
「ギャハハ!それって犯罪じゃないすか!」
「お~!よく気付いた!
符号ミスは、は・ん・ざ・い!です!」
「そんなに・・・。マジか。私犯罪者だ(笑)」
(すなお~(笑))
まぁこの会話が功を奏したのかどうか分からないですが、
中21学期中間の成績はというと、
国語:88点
数学:95点
英語:98点
社会:86点
理科:88点
5科:455点!!
な、な、なんと一発クリアしてしまうんですね。
でも順位は13位・・・
結構平均点は高かったようで。
だがしかし!450点を超えたことで、
本人は相当うれしかったようで。
「お姉ちゃんに近づけた~!お姉ちゃんに報告報告!」
まあ「無理」って言われてたのを一発クリアだもんな。
どんなテストであれ、すごい!
この結果で、彼女の目標は
「450点以上!」
「お姉ちゃんの順位(1位)を取りたい!」
になります。
点数が上がることで、自分の可能性が広がるんですね。
いや~でもですね、世の中そんなにうまくはいかないもんで、
次のテスト、その次のテストは惨敗してしまいます・・・
なぜか?それは数学です。
連立の文章問題です。一次関数です。
この話はまた今度にでも。