仙台市若林区沖野、六郷地区のhal学習塾です。
学力の低い子に多いのですが、
問題を見てすぐに
「分からない」と言ってしまう子。
冬期講習期間は、そういう子が
多くなります。
特に国語や英語で。
「先生、この文章読んだことないから
分かりませんでした。」
「先生、今日の英語、教科書に
載ってないんでできませんでした。」
この思考・・・ちょっとヤバい。
国語にしても英語にしても、
一度読んだことがないとできない。
一度も読んだことがない問題は
「分からない」
これって、勉強の仕方、取り組み方
自体を間違えているんですよ。
学力の低い子は、
勉強=覚える(だけ)
だと思っていて、
初めてみる文章は
はなっから「分からない」
と決めつけてしまうんです。
これ、「分からない」では
ありません。
「やってない。」
ですよ。
ただ、初見の問題に対して
すぐに「分からない」と言ってしまう
子どもたちは、
そもそも「勉強ってそういうもんだ。」
と捉えているので、
「よく問題読んでやって来い。」
なんて言ってもやってきません。
ただ、その姿勢を正さない限り、
ず~っと、
見たことない問題=分からない問題
になってしまいます。
そういう姿勢を正せる一つにきっかけが、
冬期講習だったり夏期講習だったり
するのですよね。
うちの場合、講習期間はどの教科も
準拠教材から離れますから。
ただ、そういう子たちは
少なくとも一度、宿題を一緒に
やってあげる必要があります。
ただ宿題を出して、
「いいな?やって来いよ!」
と言ったところで、やれないんです。
見た瞬間に「分からない」と思っちゃう
わけですからね。
授業内の演習だって同じ。
「今から10分で解け!」
なんて言っても、最初から
「分からない」と思っちゃうので
解こうとしません。
答えを聞いて写そうとします。
そしてそれが勉強だと勘違いします。
まさに負の連鎖。
だから、一緒に宿題をやる。
答えを教えるのではなくて、
「この問題の場合は~~して
考えるんだよ。」
とか、
「〇字以内で抜き出せ。って問題は
そもそもどこかに答えが書いてある
わけだから、~~をヒントに
探してみるんだよ。」
とか。
そうやって、問題に取り組む姿勢
そのものを変えていかなければ、
成績の変化も望めません。
すぐに「分からない」と言う子の場合、
勉強そのものに対する考え方や
姿勢を正していくことが
なにより先だと思います。