仙台市若林区沖野、六郷地区のhal学習塾です。
小学生でも、中学生でもなんでもひっ算しようとする子っていますよね。
うちの塾でも、2けた×2けたの計算を見ると反射的にひっ算をしようとする子がいます。
小学生でも中学生でも。
例えば今日小5の授業では、
面積を求める問題で、
15×12をひっ算でやろうとしていた子がいたんですね。
「ちょっと待った~!(ネルトン風に)」
「え??」
「それはひっ算しちゃイカ~ん!」
「え?でも難しいです・・・。」
「よし、ひっ算ではないやり方で計算してみよう!
まず、15はそのままでいいや。12って何×何?思いつくの言ってみて。」
「えっと、3×4。」
「だね。他には??」
「2×6」
「それで行ってみよう!15×12は、15×2×6に書き換えてもいいよね?」
(と言いながら板書↓)
15×12=15×2×6
「ここでさ、掛け算はどこからやってもいいわけだから、15×2を先にするわけ。いくつ?」
「30!!」
「そうだよね。てことは30×6と同じだから・・・・」
「あ!180!かんた~ん!!」
「でしょ??1の位が5の数と、偶数の掛け算の場合はさ、2をかければ1の位が絶対0になるんだよ。それが分かってれば、こうやってすぐに暗算でできちゃうよ。」
「うん!簡単だった~!」
「これからはさ、すぐにひっ算始める前に、暗算でできないか考えてみよう!」
「は~い。」
暗算の訓練って、こういう工夫するところからなんですよね。