仙台市若林区沖野、六郷地区のhal学習塾です。
先週、テストの結果が返され、
塾でも得点を記入してもらいました。
中1の場合、私が予想していた得点よりも高い得点を取ってくる生徒が多かった。
これはつまり、
「テスト問題が例年より簡単だった」
ということ。
もちろん、生徒たち自身が頑張った結果ではあります。
が、
予想以上に高い得点の生徒が多かったので、
「ちょっと、勘違いされては困る!!」
と伝え、テストが終わったばっかりで申し訳なかったのですが、
模試の過去問を解いてもらいました。
事前に平均点を伝えて、偏差値の話をし、
どのくらいの点数、偏差値だと東高校がA判定だ、南高がA判定だ
という話をしました。
中間テストの結果が思いのほかよかったからか、
生徒の中には得意げに
「平均点が60点くらいなら80点は余裕♪」
という生徒も。
まあ内心(とれるもんならとってみろ)と思ってはいましたが。
中間テストの結果に満足(?)していた生徒も、
実際に解いて採点してみると・・・
平均点にすら届かない教科があったり、
他の教科も平均点をわずかに超えるのがやっと
といった具合・・・
本人たちはその結果を受け止められないのか、無言・・・。
中には涙を浮かべる生徒も。
(あえて見て見ぬふりをしましたが)
(・・・今思うと、スクールウォーズ再現の絶好のチャンスだったかも笑)
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「お前ら悔しくないのか~?!」
「悔しいですっ!!!」
↑このシーン、このセリフだけがクローズアップされますが、
この後の先生の言葉が大事だと思います。
「思うだけならだれでもできる。それだけじゃダメなんだ。
死に物狂いで行動しないと」的なことを言うんですね。
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まあ、こちらとしては狙い通りなんですけどね。
「校内テストがよくても模試の点数がよくない。」
ということは、あり得るんですよね、ふつうに。
「ワーク3回繰り返せ」ば誰でも(?これは言い過ぎか?)点数がとれるような校内テストだったり、分数・小数が答えにならないように配慮(?)された校内テストで点数が取れたからといって、模試では得点できないなんてことはよくあるんです。
範囲が決められて、さらには先生が「これテストに出すぞ」とかいう定期テストと、
範囲があってないようなものの模擬テストでは脳みその使い方が違うんです。
変な例ですが、
定期テストの場合、国語、数学、英語といった教科が書かれた引き出しに、必要な知識(テスト範囲の)だけを入れといて、それを各引き出しから出せれば、点数が取れるんですよね。
ただ、模試の場合は違います。
引き出しの例でいくと、
これまで習ったことの全ての知識を引き出しに入れておいたうえで、どの問題で何をどの引き出しから取り出すかを自分で判断しなければならないんですよね。
定期テストの場合、
親が子供に
「〇段目の引き出しから青いシャツと黒いズボン出して着てね。」
と言うようなものに対して、
模擬テストの場合は
「引き出しから一番おしゃれな服出して着なさいね。」
とだけ言うようなもんです。
結局、「何がおしゃれなのか?」を自分で瞬時に判断する必要があるわけです。
今回、うちの中1の塾生には「気を引き締めなおす」といった意味合いで模試の過去問に取り組ませましたが、それだけではなく、こういう模試へ対する姿勢だったり捉え方を分かってほしい、感じ取ってほしい。まあ、先週の土曜日は、テストの結果を伝えた後に、ここに書いたようなことを話しました。
それと、「校内テスト基準」で模試の結果を判断するのではなく、
「模試基準」で校内テストの点数を判断するといいですね。
おそらく塾の先生はみんなそうしています。(と思います)
「あいつ、模試の偏差値のわりには校内テストの結果がよくないよな。おかしいぞ。」
とは思いますけど、
「あいつ、校内テストの点数いいのに模試の偏差値低いな。おかしいぞ。」
とは思わないんですよ。(おかしいとは思わないんです)
「井の中の蛙大海を知らず」
ではいかんのです。
大海を知ったうえで、井戸に飛びこまないとね!