お盆休み明け初回授業レポート|中3は二次方程式の解の公式を再確認!

2025年08月19日 | お知らせ, 中学生

お盆休みが明け、久しぶりの通常授業が始まりました。今日の対象は中学3年生。休み明け初回ということもあり、少し緊張した面持ちで教室に集まってきました。長期休暇のあとは、どうしても生活リズムや勉強のペースが乱れがち。ここから受験に向けて気持ちを切り替えられるかどうかが勝負どころです。

二次方程式の「解の公式」、すぐに出てくる?

授業では数学「二次方程式の解の公式」を扱いました。公式そのものは中3の夏休み前に学習済みですが、夏休みを挟んだ影響か、冒頭の問題演習で「公式が思い出せない!」という生徒が続出。

二次方程式を解く際に、因数分解ができる形なら良いのですが、できないときにはやはり「解の公式」が必要です。
公式は x = (-b ± √(b² – 4ac)) / 2a

この形。頭では覚えているつもりでも、いざ紙に書こうとすると「符号が逆だったっけ?」「2aは分母全部にかかるんだよね?」と不安になるのが典型的なケースです。

思い出したらスラスラ解ける

最初は戸惑っていた生徒たちも、黒板で一緒に確認し、何問か練習するとすぐに感覚を取り戻しました。

「思い出したら、あとはスラスラ解ける!」

この姿は非常に印象的でした。つまり、知識が消えてしまったわけではなく、一時的に引き出しの奥にしまい込まれていただけ。正しい形を確認し、少し練習するだけで、スピードも正確さも一気に戻ってきます。

受験勉強では、この「忘れていたものを思い出す」作業がとても大切。新しいことを学ぶだけでなく、すでに習ったことを繰り返し確認して「使える知識」として定着させることが、得点力アップにつながります。

忘れるのは当たり前、でも「思い出す習慣」を

勉強において「忘れること」は自然なことです。大事なのは、忘れてしまったあとにどう行動するか。

・自分で公式を確認し直す
・解法の流れをノートにまとめる
・問題演習を通じて感覚を取り戻す

こうした「思い出す習慣」があるかどうかで、テスト本番での安定感がまるで違ってきます。

hal学習塾の指導方針でも大事にしている「自律・自重・自発」。まさに自分で「忘れていたことを自覚し、取り戻す努力をする」ことが、自律した学習姿勢につながります。

受験生にとってここからが本当の勝負

中3は夏を越えたこれからが本格的な受験シーズンです。学校の授業もどんどん進み、模試や実力テストも増えていきます。

今回のように「一度は覚えたけれど忘れてしまっていた内容」を、どれだけ早く取り戻せるかが実力の差につながります。二次方程式の解の公式は、その象徴的な例といえるでしょう。

塾では今後も復習と演習を組み合わせながら、基礎を盤石に固め、応用問題にも挑戦していきます。お盆明けの初回授業、良いリスタートになったと感じています。

この記事を読んだ方には、以下の記事もおすすめです。