スマホが「気になる存在」から「存在しないもの」へ
hal学習塾では、授業の集中環境を整えるために教室内スマホ持ち込み禁止を決断し、壁掛けタイプのスマホホルダーを設置しました。通称”スマホルダー”!。生徒たちは教室に入る際に、自分のスマホをそこに預けて授業に臨みます。
導入してすぐに変化は現れました。授業中、カバンの中のスマホを気にしてソワソワする様子が明らかに減ったのです。正直なところ、「気になっている子はまだいるかもしれない」ですが、ホルダーに預けた以上は取り出せません。結果として、諦めがつき、目の前の授業に集中できる雰囲気が生まれました。
休み時間に生まれた“想定外の効果”
さらに大きな変化は、休み時間にありました。
これまでスマホを触っていた時間が、自然と友達との会話に切り替わっていったのです。ちょっとした雑談、テストの感想、部活動の話、さらには「この問題どう解いた?」と勉強の相談まで。教室のあちこちで小さなコミュニケーションが生まれ、雰囲気が活気づいてきました。
「スマホがない」という不自由さが、逆に「人と関わる」きっかけを作ってくれたのです。
集中できる環境=成績アップの基盤
私たちが大切にしているのは、単なるルールではありません。
「勉強に集中できる環境を整えること」。これは生徒が自律的に学ぶための第一歩です。
塾長自身もスマホの便利さはよく分かっています。けれども、通知ひとつで集中が切れてしまうこともまた事実。だからこそ塾の時間だけは、スマホを完全にシャットアウトしました。結果として「諦めて目の前に集中する」感覚を身につけることができます。この習慣は、テスト勉強や受験勉強において大きな力となっていくでしょう。
生徒からの声
導入後、生徒からはこんな声があがっています。
- 「スマホが手元にないのは不安だったけど、なきゃないで全然平気だった!」
- 「休み時間が逆に楽しかった!」
生徒自身も、「最初は不便だと思ったけど、慣れると全然平気」「休み時間に友達と話すのも楽しい」と前向きに受け止めているようです!
hal学習塾の教育方針とのつながり
hal学習塾が大切にしている3つの「自」——自律・自重・自発。
”スマホルダー”の取り組みは、この方針にしっかりとつながっています。
- 自律:スマホを手放して、自分で学ぶ姿勢に集中する。
- 自重:他人の学習を妨げないよう、静かな集中環境を守る。
- 自発:自分から友達と会話し、学びを広げていく。
小さなルールが、生徒たちの学びの姿勢を大きく変えていくのです。







