中間テスト前日。
緊張している人もいれば、「もう無理かも…」と不安に押しつぶされそうになっている人もいるかもしれません。
でも、大丈夫。今日の過ごし方次第で、明日の出来はまだまだ変わります。
ここでは、hal学習塾の生徒たちにも伝えている「テスト前日の正しい過ごし方・勉強の仕方」をご紹介します。
1.前日は“詰め込み”より“整理と確認”
「まだあれも終わってない」「このワークも解いてない」
そう思って、あわてて新しい問題に手を出す生徒がいますが、それはあまりおすすめできません。
テスト前日にやるべきは、
“新しいことを覚える”より、“すでに覚えたことを確実にする”こと。
塾で教えているのは、以下のようなことです:
- 解いた問題のまちがい直しをする
- ノートやプリントの見直しをする
- 暗記もの(理社・英単語)は確認テスト方式で自分を試す
つまり、「やったつもり」ではなく「できるかどうか」を確かめる時間にする。
前日こそ、自分の力を“整える”時間です。
2.「5教科全部やる」はNG。優先順位をつけよう
前日に「5教科全部まんべんなくやる!」は非効率です。
むしろ、力を入れる教科を2つか3つに絞るほうが、集中力も成果も上がります。
たとえば:
- 数学や英語:点を落としたくないから、確実に取れるところを確認
- 理科や社会:暗記が多いので、前日にしっかり詰める
- 国語:漢字・文法・記述のパターンだけはしっかりおさらい
時間が限られているからこそ、「今やるべきもの」を見極める目が大切です。
これも、自律と自発のトレーニングです。
3.夜遅くまで勉強しても、成績は上がらない
「前日は徹夜でがんばる!」という気合いは評価しますよ。
でも、実際には逆効果です。
睡眠不足の頭では、どんなに勉強しても記憶が定着しませんから。
なによりテスト本番の集中力と判断力が落ちます。
理想は、夜11時までに布団に入ること。
そして翌朝、早めに起きて軽く見直すほうが、はるかに効果的です。
塾でもいつも伝えています。
「前日の勉強は“がんばる”ことより、“整える”ことが大事なんだよ」と。
4.不安な気持ちは、“やることを明確にする”ことで消える
前日になると、「やばい」「間に合わない」「ダメかも」とネガティブな気持ちが出てきます。
でも、そこで大切なのは、
“感情”ではなく“行動”に目を向けること。
たとえば、紙に「これからやることリスト」を書く。これ、けっこう大事!
- 19:00~19:30 理科のワーク見直し
- 19:30~20:00 社会の語句チェック
- 20:00~21:00 数学のまちがい直し
- 21:00~21:30 英語の単語テスト
こんなふうに「やることが見える化」されると、気持ちも落ち着きます。
hal学習塾でも、こうした“具体的な時間割”を自分で作る練習を大切にしています。
5.最後に、自分を信じよう
前日には、これまでの頑張りが一気に不安に変わることがあります。
でも、その不安は「やるだけやった人」にしか生まれないもの。
自分を信じて、落ち着いてテストに向かってほしいと思います。
hal学習塾の生徒たちにも、テスト前にはこう声をかけます。
「できることを、しっかりやろう。きっと大丈夫。」