「先生!進行形ってなんでbe動詞が必要なんですか?」
英語を勉強していると、必ずと言っていいほど出てくる疑問です。例えば、
I play tennis.
I am playing tennis.
この2つ、確かに似ているけれど、be動詞(am)が入るか入らないかで意味が変わる。そして多くの中学生が思うのです。
なんで進行形はbe動詞を使うの?
playingって動きなのに、be動詞で「=」するのって変じゃない?
今日は、この疑問をスッキリ解決します!
be動詞は「=」の役割
まず大前提として、be動詞はイコール(🟰)の働きをする言葉です。
例えば、
He is a student.
(彼=生徒)
このように、主語と後ろの情報を「イコール」でつなぐのがbe動詞の基本の役割。
では、進行形のときはどうなるのでしょうか?
ing形は「動き」じゃなく「状態」
多くの生徒が勘違いするポイントはここです。
playは「動き」だけど、playingは「動き」ではない。
え?どういうこと?と思いますよね。
実は、ingがつくと、その動詞は「動作中の状態」というイメージに変わるのです。つまり、
- play → 動作そのもの(動いている動画)
- playing → 動作をしている状態(動きの一場面を切り取った写真)
たとえば「I am playing tennis.」は、
私=(今)テニスをしている状態
という意味。まさに「私」と「playing tennis」がイコール(🟰)で結ばれているから、be動詞が必要なのです。
動画と写真のイメージ
より感覚的にわかりやすくするために、こんなふうに考えてみましょう。
- play は動画
- 動作そのものを表す
- 「テニスをする」という行為全体が動いているイメージ
- playing は写真
- 「テニスをしている最中」という一瞬を切り取った状態
- まるでシャッターを切って止めた場面
つまり、進行形は「動作している最中」という“状態”を表したいから、be動詞が必要になるのです。写真と同じで、「この瞬間、私はこれをしている」と言いたいときに進行形を使います。
だから、進行形ではこうなります。
I am playing tennis.
(私=テニスをしている最中という状態)
be動詞がないと、このイコールの関係が作れません。
まとめ
進行形にbe動詞がいる理由は、とてもシンプル。
- be動詞はイコール(🟰)を作るため
- ingは動きではなく、動作中の状態を表す
「playは動画、playingは写真」という感覚を覚えておくと、とても理解しやすくなりますよ!
進行形は「動き」ではなく「状態」。ここが大事なポイントです。