【英語】進行形はなぜbe動詞を使う?「playは動画」「playingは写真」の話

2025年07月10日 | お知らせ, 中学生, 小学生

「先生!進行形ってなんでbe動詞が必要なんですか?」

英語を勉強していると、必ずと言っていいほど出てくる疑問です。例えば、

I play tennis.
I am playing tennis.

この2つ、確かに似ているけれど、be動詞(am)が入るか入らないかで意味が変わる。そして多くの中学生が思うのです。

なんで進行形はbe動詞を使うの?
playingって動きなのに、be動詞で「=」するのって変じゃない?

今日は、この疑問をスッキリ解決します!


be動詞は「=」の役割

まず大前提として、be動詞はイコール(🟰)の働きをする言葉です。

例えば、

He is a student.
(彼=生徒)

このように、主語と後ろの情報を「イコール」でつなぐのがbe動詞の基本の役割。

では、進行形のときはどうなるのでしょうか?


ing形は「動き」じゃなく「状態」

多くの生徒が勘違いするポイントはここです。

playは「動き」だけど、playingは「動き」ではない。

え?どういうこと?と思いますよね。

実は、ingがつくと、その動詞は「動作中の状態」というイメージに変わるのです。つまり、

  • play → 動作そのもの(動いている動画)
  • playing → 動作をしている状態(動きの一場面を切り取った写真)

たとえば「I am playing tennis.」は、

私=(今)テニスをしている状態

という意味。まさに「私」と「playing tennis」がイコール(🟰)で結ばれているから、be動詞が必要なのです。


動画と写真のイメージ

より感覚的にわかりやすくするために、こんなふうに考えてみましょう。

  • play は動画
    • 動作そのものを表す
    • 「テニスをする」という行為全体が動いているイメージ
  • playing は写真
    • 「テニスをしている最中」という一瞬を切り取った状態
    • まるでシャッターを切って止めた場面

つまり、進行形は「動作している最中」という“状態”を表したいから、be動詞が必要になるのです。写真と同じで、「この瞬間、私はこれをしている」と言いたいときに進行形を使います。

だから、進行形ではこうなります。

I am playing tennis.
(私=テニスをしている最中という状態)

be動詞がないと、このイコールの関係が作れません。


まとめ

進行形にbe動詞がいる理由は、とてもシンプル。

  • be動詞はイコール(🟰)を作るため
  • ingは動きではなく、動作中の状態を表す

「playは動画、playingは写真」という感覚を覚えておくと、とても理解しやすくなりますよ!

進行形は「動き」ではなく「状態」。ここが大事なポイントです。

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