今年の2学期中間テストは、例年とはまったく違う空気感があります。
中学生は、インフルエンザや発熱などで欠席者が非常に多い。
そしてこの「欠席の多さ」が、そのまま勉強の進度差という形で大きく表面化しそうです。
特に今回の中間テストは、
テスト期間中にしっかり勉強できた生徒と、体調不良でまったく手をつけられなかった生徒の差が、過去最大級に開く可能性が高いと感じています。
■「勉強できた/できなかった」だけでは済まない問題
今回の中間テストで厄介なのは、「体調不良で勉強できなかった」だけではありません。
学校を休んだ生徒にとっては、
授業を受けられなかった=未学習の単元がそのままテスト範囲になる
という、とても厳しい現実があります。
普段からしっかり授業に出ている子でも、
1~3日休むだけで社会・理科・数学などの単元が丸々抜け落ちることも珍しくありません。
まして、今回は「発熱で1週間ほぼ寝込んでた」という子もいる。
その間にクラスは容赦なく進みます。学校の授業は止まりません。
欠席した子にとっては、次のようなことが起きます。
- 学んでいない単元がテスト範囲に入る
- ノートの抜けが多く、復習の準備すらできない
- やっと体調が戻った頃には、テストまで数日
- 追いつこうとしても追いつけない量
これを「きつい」と言わずして、何と言えばいいでしょうか。
■テスト前なのに不安が増すだけ…そんな生徒たちへ
今回のテストは、正直に言って“結果だけでは本当の力を測れないテスト”です。
体調不良は本人のせいではありません。
そして学習の抜けは、誰かがそばで支えてあげれば取り戻すことができます。
もしテスト勉強がうまくいかなくても、
「自分はダメだ」と思う必要はまったくありません。
この中間テストで大事なのは、
点数ではなく、どこが弱くなったのかを正確に把握すること
です。
元気になった今、「未学習のまま流れてしまう単元」を一つずつ回収していけば、
学年末テストに十分巻き返すことができます。
■塾としてできること——“未学習の穴”を埋めるサポート
hal学習塾では、今回のように欠席が多かったテスト前の時期こそ、
- 未学習単元のチェック
- 抜け落ちた部分の補習
- 理解が浅くなっている範囲の再確認
- テスト後の「弱点つぶし」計画
こうしたサポートを特に丁寧に行っています。
在塾生の中にも、今回の体調不良で厳しい状況の生徒は少なくありません。
それでも、授業やフォローで“穴”を埋めながら、期末テストに向けて立て直しができています。
今回つらかった子ほど、ここから伸びるチャンスがあります。
なぜなら、苦しかった分だけ「やるべきこと」がはっきり見えるからです。
■体調不良でつらい思いをした子にこそ伝えたい
今回の中間テストは、「勝負のテスト」ではありません。
“立て直しのスタート地点になるテスト”です。
点数に振り回されず、落ち着いて弱点だけを見つけていけば大丈夫。
そして、それを一緒に乗り越えるのが塾の役割だと思っています。
体調不良で勉強が止まってしまった子も、
これから勉強のリズムを取り戻したい子も、
まずは一度、教室に来て雰囲気を感じてみてください。







