【A中学校】8月実力テスト結果分析と今後の課題

2025年10月10日 | お知らせ, 中学生, 小学生

仙台市若林区・2学期制のA中学校で実施された中学3年生の8月実力テスト
このテストは、「新みやぎ模試」同様、“実力の現在地”を測る重要な機会です。

結果を見ると、今年も厳しい現実が浮かび上がりました。
5教科合計は 198.9点。県標準点(252点)を約50点下回っています。


■ 各教科の平均点(A中・B中・C中・県標準)

学校・学年国語社会数学理科英語5科合計
A中 3年54.240.236.631.635.6198.9
B中 3年62.746.349.848.048.6255.3
C中 3年61.948.749.144.744.5250.7
県標準点(3年)6149484648252

A中学校は、全教科で県標準を下回る結果
特に 理科(31.6点)・数学(36.6点)・英語(35.6点) の3教科が課題です。
これから年内でどれだけ基礎を取り戻せるかが大きな分かれ道になります。


■ 現2年生の結果との比較

学年国語社会数学理科英語5科合計
A中 現2年43.434.738.944.734.6196.3
県標準点(2年)5647545655268

現2年生も、県標準点との差は約70点。
そして、3年生との平均点の差がほとんど見られないことから、
学年が進んでも点数が上がらない傾向 がはっきりしています。


■ この結果が示すこと

この状況は「中学生になってから急に勉強ができなくなった」わけではありません。
むしろ、小学生のころからの学習習慣・通塾率・学力に対する意識の差が、時間をかけて積み上がった結果といえます。

日々の学習習慣がないまま中学に進学すると、定期テストや実力テストに向けて勉強の仕方が分からないまま時間だけが過ぎてしまいます。
学力を底上げするには、「今からでも間に合う」という意識と、具体的な行動が必要です。


■ 学年別アドバイス

🟦 中学1年生へ

2学期は「差」がつく時期。英語・数学の基礎内容が一気に増えます。
授業で“なんとなく分かった”で終わらせず、その日のうちに復習すること。
特に英単語の暗記、計算練習、理社の語句確認をルーティン化できるかが鍵です。


🟨 中学2年生へ

1年生内容の理解が不十分なまま2年生を迎えると、一次関数・図形・比較・助動詞などでつまずきます。
また、部活動が忙しくなる時期だからこそ「短時間集中型の勉強習慣」を身につけてください。
2学期中間テスト(11月)でしっかりと結果を残すことが、3年生のスタートラインになります。


🟥 中学3年生へ

この8月実力テストが「入試本番に向けた現状把握」。
弱点を見える化し、高校入試に向けてどれだけ積み直せるかが勝負です。
模試のやり直し・語句暗記・過去問演習など、1日1歩でも確実に前進を。


■ hal学習塾からのメッセージ

A中学校の生徒たちは、まだまだこれから伸びます。
大切なのは「できない理由」を探すのではなく、「今できること」を行動に移すこと。
hal学習塾では、各学年に応じた学習サポートで、一人ひとりの“伸びる力”を引き出しています。

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