お盆休みが終わり、hal学習塾でも通常授業が再開しました。今日は中学2年生の授業についてレポートします。夏期講習から新しく入塾してくれた生徒が多く、フレッシュな雰囲気でのスタートです。
数学:連立方程式の基礎固め
授業冒頭は「連立方程式」の基礎計算の確認から入りました。連立方程式は中2数学の大きな山場。計算の正確さとスピードを身につけることが必須です。
夏期講習から入塾した生徒たちにとっては、最初の計算問題からハードルが高め。符号の処理や移項の際に「+」と「−」を取り違えたり、分数計算でつまずいたり…。こうした小さなつまずきが積み重なると、後半の応用問題に全く手が出なくなってしまいます。
そこで授業後に少し居残りをしてもらい、計算の仕方をもう一度確認しました。時間をかけてでも「正しいやり方」を身につけることが、結局は近道。解き方の手順がしっかり入れば、解くスピードも自然と上がります。
さらに今回は「パーセントの文章題」にも取り組みました。連立方程式を使う場面では、割合や百分率の理解が必須。「定価の○%引き」「仕入れ値に○%の利益」など、中学の定期テストでも頻出の内容です。数字だけでなく「文章から式をつくる力」を養うことを意識してもらいました。
英語:不定詞に突入!
英語は今日から新しい単元「不定詞」に入りました。教科書やテキストには「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」といった言葉が並んでいますが、最初からその名称を暗記する必要はありません。
授業ではあえて難しい言葉は使わず、シンプルに次の3つを覚えてもらいました。
- 〜すること(名詞的)
- 〜するための(形容詞的)
- 〜するために(副詞的)
この3つの訳し方が頭に入っていれば、実際の英文を読んだときに「あ、これは“するために”だな」と直感的に意味をつかむことができます。文法用語にとらわれず、シンプルな理解から入ることが上達の近道です。
例えば、
- I want to study English. → 英語を勉強することを望む(英語を勉強したい)
- I have a book to read. → 読むための(読むべき)本を持っている
- I got up early to catch the bus. → バスに乗るために早く起きた
このように「訳せる感覚」を先に作り、その後で必要に応じて文法用語を整理すれば十分対応できます。
夏期講習組の成長に期待
夏期講習から入塾した生徒たちは、最初の計算や新しい英文法にまだ慣れていません。しかし「できない」からこそ成長の余地が大きいのです。少しのつまずきに対してもフォローを入れ、「やればできる」という実感を積み重ねていけば、成績は確実に伸びていきます。
hal学習塾では、クラス分けはしていません。200点台から480点台まで、幅広い層の生徒が同じ授業を受けていますが、それぞれの学力に応じたアドバイスを加えているので安心してください。「全員で一緒に取り組む」雰囲気の中で学ぶからこそ、互いに刺激を受け合い、頑張る力が引き出されます。
勉強はリズムが大切
お盆休みで生活リズムが乱れてしまった生徒もいるはずです。テストや受験に向けて大切なのは、学習の「習慣」と「継続」。授業のたびに新しい発見や理解を積み重ね、少しずつ自信を深めていきましょう。
hal学習塾では、ただ知識を詰め込むのではなく、「自律」「自重」「自発」という3つの“自”を大切にしています。勉強を通して自分で考え、自分を律し、自ら動けるようになることが、成績アップ以上の財産になると信じています。