テスト後の風物詩。「分かってたのに!」を繰り返さないために

2025年06月18日 | お知らせ, 中学生

テストが終わった直後の教室には、ある種の“あるある”が飛び交います。

「うわ〜!分かってたのに間違えた〜」
「記号で書けって書いてあったのに、語句で書いちゃった…」
「“ふさわしくないものを選びなさい”って書いてあったのに、“ふさわしいもの”を選んじゃった!」
「書き抜き問題、ちゃんと漢字で書かなきゃいけなかったのに、ひらがなで書いてた〜」
「やり方は分かったけど、あと5分あれば解けたのに…」

──これは毎年、毎回のように聞こえてくるテスト後の“風物詩”です。


ケアレスミスは「気合い」では防げない

これらの失敗、どれも「知識がなかったから間違えた」わけではありません。
むしろ“分かっていたのに”間違えたという点が厄介です。

こうしたミスを「気をつけて」「ちゃんとやればいい」と考えているうちは、また繰り返します。
本当に必要なのは、「具体的な見直しの習慣」を身につけること。


テスト終了5分前、あなたは何をしている?

テスト時間の最後の5分。
焦って問題を解いている人、鉛筆を走らせ続けている人も多いでしょう。

でも、本当に高得点を取る生徒は、この5分を“見直しの時間”にしています。

・指示(記号・語句・漢字など)に従っているか?
・抜き出し問題は正確に写せているか?
・「〜でないもの」「〜しないもの」を選んでいるか?
・空欄に何かしら記入しているか?
・途中で計算を間違えていないか?

このチェックリストを頭の中に持っているだけでも、ケアレスミスは大きく減らせます。


「見直し時間」は、事前の準備で生まれる

「最後の5分を見直しに使おう!」と決めても、時間が足りなければ実行できません。

そのために必要なのは、スピード感を意識した問題演習です。

ふだんの勉強から、時間をはかって問題を解く習慣がある人は、テスト本番でも焦らずに済みます。
また、模試や定期テストの解き直しを「見直し時間も含めて再現する」ことも効果的です。


テストは、「終わったあと」にも成長できる

hal学習塾では、テスト後に必ず「自己分析」を行います。

・どんな問題で間違えたか?
・ミスの種類は?
・次に同じような問題が出たとき、どうする?

テストの点数は過去の結果。でも、ミスの原因を分析すれば、次のテストの得点は変えられます。
「分かってたのに〜」という悔しい一言を、次は「やりきった!」という満足の笑顔に変えていこう。

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