中学1年生のみなさん、そして保護者の方へ。
今、学校ではちょうど「方程式」を学んでいる頃かと思います。未知数を使った解き方は新鮮で、なんだか「中学生らしい数学」に感じられる単元ですよね。
しかし、ここで多くの生徒がつまずくのが 「正負の数の計算」 です。
実は、方程式そのものが難しいのではなく、符号の扱いが不安定なせいで解けない というケースが非常に多いのです。
「できない理由」は方程式ではなく計算力不足
例えば、こんな場面。 x+3=7
これなら「両辺から3を引く」として x=4x = 4x=4
とすぐにできますよね。
でも、次の問題はどうでしょう? x−5=−8
このとき、「−8+5」とするのか、「−8−5」とするのか、頭がこんがらがってしまう生徒がたくさんいます。結局「x = 13」と答えてしまったり、「x = −13」と混乱したり…。
原因はただひとつ。正負の数の加減乗除がまだ不十分なまま、方程式に入っているから です。
方程式は「正負の数の延長線上」
方程式でやる操作は、結局のところ「両辺に同じ数を足す/引く」「両辺を同じ数で割る/両辺に同じ数をかける」だけです。
つまり、計算力がそのまま方程式の力になるのです。
正負の数が定着していない状態で方程式を解こうとしても、土台の弱い家に2階を建てるようなもの。いつ崩れてもおかしくありません。
成績が伸びる生徒の共通点
hal学習塾に通う生徒の中で、しっかり点数を伸ばしている子には共通点があります。
それは――
「正負の数を徹底的にやり直した」 ということ。
例えば過去、4月の時点で数学が30点台だったある生徒。夏休みまでに「正負の数の計算」を毎日のように繰り返し練習しました。結果、1学期末の数学テストは 70点台にアップ。
方程式の文章題もスラスラ解けるようになったのです。
hal学習塾の指導スタイル
hal学習塾では、火曜日に集団指導を行っています。学校の進度に合わせながら、理解を深める授業を大切にしています。
さらに、希望者には 土曜日の個別指導コース も用意。
ここでは
- これまでに習った単元の復習
- 火曜日の授業内容の確認
- 応用問題へのチャレンジ
といった一人ひとりの状況に合わせた学習が可能です。
「集団授業だけだと不安…」「もっと復習したい!」という生徒には最適な時間になっています。
今やるべき勉強は?
中1の今だからこそやるべきことは、とてもシンプルです。
- 正負の数の加減乗除(+、-、×、÷)をミスなくできるようにする
- 符号のルールを口に出して確認する
- 「マイナスかけるマイナスはプラス」
- 「異符号は引き算、大きい方の符号を取る」など
- 計算の過程を必ず書く(暗算に頼らない)
これが身につけば、方程式の学習はグッと楽になります。
保護者の方へ
「方程式がわからない」とお子さんが言っている場合、実は方程式そのものではなく、正負の数でつまずいている可能性大です。
そして、そうした弱点を放置してしまうと、2学期以降の数学が雪だるま式に苦しくなります。
hal学習塾では、火曜日の集団授業と土曜日の個別指導を組み合わせながら、基礎の定着と応用力の強化を同時に進めることができます。
中1数学を得意科目にできるかどうかは、この夏から秋の取り組みにかかっています。