小学生のうちに身につけたい「学習の姿勢」3つの力

2025年08月25日 | お知らせ, 小学生

学校の授業や塾での学びは、知識や技術を身につける場であると同時に、「学習の姿勢」を育てる場でもあります。特に小学生のうちに習慣化しておきたいのは 「真似する」「考える」「覚える」 の3つです。この3つができるかどうかで、中学・高校に進んだときの伸び方が大きく変わります。

1.まずは「真似する」ことから始めよう

新しい単元に取り組むとき、最初に大切なのは「真似する」ことです。
たとえば、算数で新しい解き方を教わったときに、いきなり自分流でやってしまう子がいます。もちろん「工夫」や「発想」は大切ですが、基礎が身についていないうちの自己流は、ただの誤解や間違いを積み重ねてしまう原因になります。

スポーツに置き換えるとわかりやすいでしょう。サッカーを始めたばかりの子が、最初から独自のドリブルをやってもうまくいきません。まずはコーチの指導を素直に真似して、正しいフォームを体にしみ込ませることが大事です。勉強も同じで、まずは先生やテキストのやり方をそのまま真似る。ここから学びが始まります。

2.「考える」時間を大切にする

次に必要なのは「考える」姿勢です。
答え合わせをして○×をつけるだけでは、学力は伸びません。大切なのは、「なぜ間違えたのか」を考えることです。

難しい問題に時間をかけて向き合う経験は、小学生のうちに必ず積んでおきたいものです。すぐに答えを見たり、人に聞いたりするのではなく、「どうしてこうなるんだろう?」と頭をひねる。その過程でこそ、本当の理解が深まります。

また、解き直しのときも要注意です。答えをただ写して「終わり」では意味がありません。「どうしてこの解き方をするのか」「自分はどこでつまずいたのか」を意識しながら取り組むことで、次に同じような問題が出たときに自力で解けるようになります。

3.毎日の「覚える」習慣をつける

最後に欠かせないのが「覚える」勉強です。
「考える」ことが大事だと強調すると、「覚えるのは意味がないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、基礎的な知識を覚えておかなければ、考えるための材料がそもそも不足してしまいます。

漢字の練習や英単語の暗記など、毎日の積み重ねが大きな力になります。時間は長くなくて構いません。5分でも10分でもいいから、「今日はこれを覚える」と決めて続けることが大切です。短い時間でも毎日繰り返すことで、知識が少しずつ定着していきます。

3つの姿勢が未来を変える

小学生のうちに「真似する」「考える」「覚える」の3つを習慣にしておくと、中学校での学習がぐっと楽になります。逆に、この3つが欠けていると、中学に入ってから勉強が急に難しくなり、壁にぶつかりやすくなります。

hal学習塾では、この3つの姿勢を大切にしながら指導を行っています。単に問題の解き方を教えるだけではなく、「どうやって学ぶか」を子どもたちに身につけてもらうことを目指しています。

成績を上げるだけでなく、学ぶ力そのものを育てる。それが、将来どんな場面でも役立つ「本物の学力」につながります。

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