母の大病と、八百屋と、教室と。—止まりながらも、前へ進む日々—

2025年12月08日 | お知らせ

ここ最近、ブログの更新が滞っていました。
理由はシンプルですが、胸の奥がずっとざわつく出来事でした。
――母が大病を患ったのです。

検査や通院、その合間に見せる母の笑顔に救われながらも、家族みんなで支え合う日々。
気づけば、仕事と生活のリズムも大きく変わっていました。


■ 午前中は「父の八百屋」で

朝、妻と一緒に父の八百屋へ。

父と母、夫婦二人三脚でこれまでやってきた八百屋です。
重い野菜を運び、袋詰めをして、店先に並べ、
「ミカンはどれがおいしい??」なんて、常連のお客さんと話したり。

(私のおすすめは、熊本の「草枕」です!)

正直、体力的にはかなりハード・・・。
でも、驚くほど気持ちが前向きになるのは、
野菜の色や香り、そしてお客さんの声に触れるからですかね。

ふだん机に向かって子どもたちに教える仕事とはまったく違う世界。
その“新鮮さ”が心に心地よくて、
「八百屋っていいな」と思う瞬間が意外なほど多いのなんの!


■ 午後からは「hal学習塾の教室」へ

昼に軽く食事を済ませ、気持ちを切り替えて教室へ向かいます。

疲れがないわけではありません。
でも、生徒たちの顔を見るとスイッチが入る。

「先生!昨日の問題、解けました!」
「今日の宿題ちゃんとやってきた!」

そんな声に支えられて、
毎日つかんだ気持ちをもう一度整えて、
いつもの塾長としてホワイトボードの前に立つことができています。


■ 止まってしまったブログと、続いていく現実

更新が止まっている間、
「先生、ブログ見てますよ」
「最近忙しいのかな?」
と声をかけてくれた保護者の方や生徒たちもチラホラ。

正直に言えば、
書く余裕がなかったり、心にスペースがなかったり。
でも、こうしてまたキーボードを打てている自分がいます。

毎日が100点ではなくても、
止まらなければ、前に進んでいる。
母の病気も、仕事の変化も、家庭のことも、
ひとつずつ向き合いながら進んでいきます。

(まあ、そう思って頑張ってます!)


■ 八百屋の手伝いが教えてくれたこと

午前は八百屋、午後は塾。
体は忙しくても、心はどこか整ってきたように感じていますよ。

・“働く”って、本当はいろんな形があること
・人の生活を支える仕事はどれも尊いこと
・家族で力を合わせることの強さ、楽しさ、喜び
・そして、誰かのために動ける時間は幸せであること

そんな当たり前のことを、
父の八百屋がもう一度教えてくれました。

これからまた、少しずつブログも再開していきます。
止まりながらも、揺れながらも、
それでも前へ。

読んでくださる皆さまに、心から感謝を。

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