「日本の農産物は、なぜ値段が高いの?」
今日の「読解はかせ」(小6)の授業では、こんな問いかけからスタートしました。
先生:「スーパーで野菜や果物を見て『高いな~』って思ったこと、ある?」
児童:「あるある!イチゴとか、めっちゃ高いときあるよね」
児童:「バナナは安いけど、リンゴとかは高い気がする」
児童:「米ぇ~!」
先生:「じゃあ、どうして日本の農産物は高いのかな? 今日の文章では、その理由を探っていくよ」
本文では、日本の農業の特徴や課題について書かれていました。
たとえば――
・農地がせまく、機械化が進みにくいこと
・天候や災害の影響を受けやすいこと
・手作業でていねいに育てられていること
・安全性や品質を守るための努力がされていること
こうした事情が、価格の背景にあるということを読み取っていきました。
先生:「日本の農家さんは、外国と比べるとせまい土地で品質の高いものを育ててるんだね」
児童:「それってすごく大変そう…」
児童:「高いのにも、ちゃんと理由があるんだ」
先生:「うん、高い=悪いではないよね。『どうしてそうなっているのか?』を考えることが大事。これは社会の勉強にもつながってるんだよ」
その後は、登場した言葉の確認。
「自給率」「輸送費」「人件費」「価格競争」など、初めて見る言葉も多かったですが、文脈から意味をつかんで、しっかり理解できていました。
そして最後には、みんなにこんな問いを投げかけました。
先生:「もし、今よりももっと安く農産物が買えたら、うれしい?」
児童:「うれしいけど、農家の人が困っちゃうのはイヤだな」
児童:「安さだけじゃなくて、安全とか味も大事だと思う」
自分の考えをしっかり言葉にできていて、頼もしいかぎりです。
🌱今日の授業では、文章を読んで知識を深めるだけでなく、
自分の意見を持ち、それを人に伝える力も育ちました。
これからも、身の回りの「どうして?」に目を向けながら、
楽しく学びを広げていきましょう!