成績が伸びない子の共通点 ―「時間の軸が自分だけ」の危険性

成績が伸びない子の共通点 ―「時間の軸が自分だけ」の危険性

「なかなか成績が伸びない子」に、ある共通点があります。それは――時間の軸が自分にしかないことです。 例えば、こんなケース。 ・毎回、授業に数分遅れてくる・「ちょっと遅れただけ」と思っている・周りが待っていることを気にしていない・授業が始まってから準備をする 本人からすると、「たった数分」かもしれません。 でも、学力というのはこういう小さな差の積み重ねで決まります。 数分の遅刻は、本当に「数分」なのか? 例えば、毎回5分遅刻するとします。 週1回の授業でも、1か月で20分。1年間なら4時間以上になります。...
割合の計算で割り算が出てくる時点で、おかしい

割合の計算で割り算が出てくる時点で、おかしい

小学5年生の割合の学習で、こんな場面をよく見ます。 「これは割り算ですか?」「もとにする量を先に求めるんですよね?」 でも、はっきり言います。 割合の問題で、文章どおりに式を作ったら、最初に割り算は出てきません。 出てくるのは、ほぼ例外なくかけ算の式です。 そもそも、文章どおりに式を作るとどうなるか たとえば、こんな問題。 「⬜︎mの80%は、160mです」 文章をそのまま式にすると、 □×0.8=160 ここに割り算はありません。あるのは、かけ算だけ。 割り算は、あとから⬜︎を求めるために出てくるだけ。...
「式を教えてください」が当たり前になっていないか

「式を教えてください」が当たり前になっていないか

最近、塾で指導をしていて、強く感じることがあります。それは――「塾は、なんでも教えてくれる場所」そう思っている子どもたちが、確実に増えているということです。 たとえば、小学生でも中学生でも、算数・数学の文章問題。問題を読んで、少し考えたあと、すぐにこう言います。 「先生、式を教えてください」 もしかしたら、その言葉を聞いた瞬間に、「じゃあ、この式ね」と黒板に書いてあげる先生もいるかもしれません。でも、hal学習塾では、それはしません。 それは「教える」ではなく、「奪っている」から。...
明けましておめでとうございます|新しい一年、学びの芽を育てる場所として

明けましておめでとうございます|新しい一年、学びの芽を育てる場所として

明けましておめでとうございます。hal学習塾 塾長の佐々木です。 昨年も多くの子どもたち、そして保護者の皆さまと一緒に、学びの時間を積み重ねることができました。まずは心より感謝申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 年が変わると、自然と「今年は頑張ろう」「今度こそ変わりたい」と思うものです。けれど、その気持ちは意外と長続きしません。大切なのは、大きな決意よりも小さな一歩を、確実に積み重ねること。hal学習塾は、そんな一歩を支える場所でありたいと考えています。...
「この冬、基礎力を“本物”にする。hal学習塾 冬期講習〈小5・小6〉」

「この冬、基礎力を“本物”にする。hal学習塾 冬期講習〈小5・小6〉」

冬休みは短いようで、学力の伸びにとっては一年で最も“変化が起きやすい時期”です。学校の授業が止まり、まとまった時間を自分のペースで使うことができるからこそ、普段では気づけない弱点を丁寧に補ったり、少し背伸びした学習に挑戦したりする絶好のタイミングになります。 hal学習塾では、小学5・6年生向けに 国語・算数・理科・社会の4教科 を扱い、短期間で「できる」を積み重ねる冬期講習を実施します。塾長自身が生まれ育った沖野エリアの子どもたちの力を伸ばしたい。その思いで、今年も一人ひとりに丁寧に向き合う講習を準備しました。 ■ 冬期講習...
多様性パラドックス──「多様性」を語る人ほど多様性を認めない?

多様性パラドックス──「多様性」を語る人ほど多様性を認めない?

「多様性」という言葉をよく耳にするようになりました。学校でも、企業でも、SNSでも。「人それぞれでいい」「違いを認めよう」「個性を大切に」——まるで万能のキーワードのように使われています。 けれど、実際にその「多様性」を本気で認めている人は、どれほどいるでしょうか。最近、「多様性パラドックス(paradox of diversity)」という言葉が思い浮かびました。直訳すれば「多様性の逆説」。つまり、多様性を掲げる人ほど、他者の多様性を認められないという現象です。 「正しい多様性」を押しつけていないか...