【2学期中間テスト】体調不良で広がる“勉強格差”——欠席した生徒ほどつらい状況に
今年の2学期中間テストは、例年とはまったく違う空気感があります。 中学生は、インフルエンザや発熱などで欠席者が非常に多い。そしてこの「欠席の多さ」が、そのまま勉強の進度差という形で大きく表面化しそうです。 特に今回の中間テストは、テスト期間中にしっかり勉強できた生徒と、体調不良でまったく手をつけられなかった生徒の差が、過去最大級に開く可能性が高いと感じています。 ■「勉強できた/できなかった」だけでは済まない問題 今回の中間テストで厄介なのは、「体調不良で勉強できなかった」だけではありません。 学校を休んだ生徒にとっては、...
「忖度」と「思いやり」が当たり前になった結果…“自分で動けない生徒”が増えている現実
最近、塾で強く感じることがあります。それは—— 自分から行動できる生徒が、確実に減っている という事実です。 もちろん、子どもたちが悪いわけではありません。むしろ大人側の「気遣い」や「先回り」があまりにも当たり前になった結果、子どもたちが自分で判断し、動く機会が奪われてしまっているのだと思います。 たとえば、欠席連絡一つにしてもそうです。 本来は「今日は熱があるので休みます」と、生徒や保護者から連絡が来るのが自然です。...
インフルエンザが猛威をふるっている!
沖野中学校では、ついに2年生が学年閉鎖となりました。今年は本当にインフルエンザの勢いがすごいですね…。例年だと「冬の終わり頃」がピークという印象ですが、今年はすでに11月上旬でこれほどとは驚きです。 それにともない、2年生の2学期中間テストは11月18日(月)から21日(木)に延期となりました。体調を崩してしまった生徒も多く、塾の授業でも欠席が目立ちます。特に2年生は、英語・数学ともに重要単元の真っ最中。体調不良で授業に参加できないのは本当に痛いところです。...
多様性パラドックス──「多様性」を語る人ほど多様性を認めない?
「多様性」という言葉をよく耳にするようになりました。学校でも、企業でも、SNSでも。「人それぞれでいい」「違いを認めよう」「個性を大切に」——まるで万能のキーワードのように使われています。 けれど、実際にその「多様性」を本気で認めている人は、どれほどいるでしょうか。最近、「多様性パラドックス(paradox of diversity)」という言葉が思い浮かびました。直訳すれば「多様性の逆説」。つまり、多様性を掲げる人ほど、他者の多様性を認められないという現象です。 「正しい多様性」を押しつけていないか...
